沖縄戦に動員された「白梅学徒隊」の慰霊祭 糸満市

沖縄戦に動員された「白梅学徒隊」の女子学徒などを追悼する慰霊祭が、元学徒の高齢化や新型コロナの感染対策のため、規模を縮小して沖縄県糸満市で行われました。

「白梅学徒隊」は、沖縄戦で旧日本軍に看護要員として動員された県立第二高等女学校の学徒隊です。

23日は糸満市真栄里にある「白梅の塔」で、動員されて犠牲になった22人の学徒を含む149人を追悼する慰霊祭が開かれました。

塔の前には、犠牲になった29人の写真が並べられ、子ども連れの家族などが花を手向けたり手を合わせたりしていました。

慰霊祭には新型コロナが流行する前、毎年200人以上が集まっていましたが、ことしは元学徒の高齢化や新型コロナの感染対策のため、自主参拝という形で規模を縮小して行われました。
元学徒の武村豊さん(93)は、手を合わせたあと、友人の写真を見て「とても優しい子で最後まで一緒でした。ごうに入れなくて弾にあたり、亡くなりました」と当時を振り返っていました。

また、元学徒の中山きくさん(93)は「何年たっても白梅の塔に来ると、沖縄戦のことや白梅学徒のこと、先生のことを思い出します。戦争に正義はありません。そのような解決方法ではなく、話し合いで解決するよう努力をしていくことが大事です」と話していました。