ミャンマー アウン・サン・スー・チー氏 刑務所に収監される

クーデターで実権を握ったミャンマー軍は、アウン・サン・スー・チー氏を首都ネピドーの刑務所に収監したことを23日に明らかにしました。

ミャンマー軍は、クーデターを起こした去年2月1日、国家顧問として事実上政権を率いていたスー・チー氏を拘束し、去年5月にスー・チー氏自身も見知らぬ場所に身柄を移して、軟禁を続けていました。

そのうえで、スー・チー氏をおよそ20の罪に問い、軍の統治下に置かれた裁判所が、無線機を違法に輸入した罪や、汚職の罪など、これまでに6件で、合わせて禁錮11年の有罪判決を言い渡していました。

軍が設置した「国家統治評議会」のゾー・ミン・トゥン報道官は23日、声明を出し、スー・チー氏を22日、ネピドーの刑務所に収監したことを明らかにしました。

さらに「収監は法にしたがって行ったもので、スー・チー氏は他の受刑者とは別の特別な場所に収容されている」と説明しています。

今後の裁判の審理は、刑務所内に新たに設けられた法廷で行われるということです。

軍によるスー・チー氏に対する措置については、恣意的(しいてき)な裁判が、被告に極めて不利な条件で行われているなどとして、民主化を求める市民や国際社会から強い批判が出ていますが、刑務所への収監で、批判はさらに強まるとみられます。