日野自動車 株主総会 排出ガスなど不正に厳しい意見相次ぐ

排出ガスなどに関する国の認証をめぐって不正が発覚した、日野自動車の株主総会が開かれ、株主からは「もっと早く不正を見抜けなかったのか」などと、厳しい意見が相次ぎました。

日野自動車ではことし、エンジンの排出ガスや燃費に関する不正なデータを国に提出していた問題が発覚し、車の生産に必要な認証が取り消されました。

23日は、東京 日野市の本社で株主総会が開かれ、冒頭、小木曽聡社長が一連の問題について陳謝しました。

株主からは、2016年にほかの自動車メーカーで燃費に関する検査不正が明らかになった時点できちんと調査していれば、もっと早く不正が見抜けたのではないかとか、現在や当時の役員が不正に関与していないのか、などと厳しい意見が相次ぎました。

これに対して経営側は、現在、原因究明を行っている調査委員会の報告を受けて、再発防止策を明らかにしたいなどと述べ、理解を求めたということです。

参加した50代の株主の男性は「問題の重要性を認識しながら放置していた責任は問われるべきで、今後しっかりと経営のかじ取りができるのか、疑問が残る印象だ」と話していました。

この問題を受けて、日野自動車では、リコール費用などが膨らみ、昨年度のグループ全体の決算で、最終的な損益が800億円を超える過去最大の赤字となったほか、今年度の業績予想も公表を見送っていて、業績の立て直しや信頼回復が課題となっています。