青い目の人形 名は「メーガン」 日米友好願い宣教師の孫が寄贈

戦前、日米の友好を願い日本に「青い目の人形」を贈る活動をしていたアメリカの宣教師の孫が、100年近くの時をこえて、甲府市の学校に新たに人形1体を贈りました。

アメリカの宣教師、シドニー・ギューリックは、アメリカで反日感情が高まっていた1927年、日米の友好と平和を願って日本各地の学校などに「青い目の人形」およそ1万2000体を贈る活動を行いました。

しかし、その多くは戦時中の反米意識から壊され、現在、山梨県内には5体しか残っていません。

こうした中、この宣教師の孫から100年近くの時をこえて、再び県内の学校に人形が贈られました。

贈られたのは、甲府市の山梨英和中学校・高校で、23日、学校で贈呈式が行われました。

この学校の卒業生で大学3年生の志村眞裕希さんが、在学中に自由研究のテーマとして「青い目の人形」を取り上げたことをきっかけに、宣教師の孫と知り合って、人形を受け取り、母校との懸け橋になりました。
式では、宣教師の孫から届いた「両国の友好の理解に役立ててほしい」というビデオメッセージも流されました。

新たな人形は「メーガン」と名付けられ、手作りの洋服のほかパスポートも添えられています。

山梨英和中学校・高校の三井貴子校長は「生徒たちには交流の歴史的な大切さと平和を願う気持ちを大切にしてほしい」と話していました。