岸田首相 世界の平和実現のため不断の努力重ねる決意を強調

岸田総理大臣は、沖縄県糸満市で開かれた戦没者追悼式であいさつし、沖縄の振興と基地負担の軽減に全力を挙げる考えを示したうえで、戦争の惨禍を二度と繰り返さず、世界の平和を実現するため不断の努力を重ねる決意を強調しました。

20万人を超える人が亡くなった沖縄戦から77年となる「慰霊の日」の22日、岸田総理大臣は沖縄県糸満市を訪れ、平和祈念公園にある国立沖縄戦没者墓苑で献花したあと、戦没者追悼式に出席しました。

この中で、岸田総理大臣は「先の大戦で沖縄は、凄惨な地上戦の場となった。私たちが享受している平和と繁栄は、命を落とされた方々の尊い犠牲と沖縄の歩んだ苦難の歴史の上にあることを深く胸に刻みながら、静かにこうべを垂れたい」と述べました。

そして、ことし沖縄の本土復帰から50年を迎えたことに触れたうえで、沖縄は経済が成長した一方、子どもの貧困の解消などの課題が残されていると指摘し「強い沖縄経済」の実現に向けて振興に取り組む考えを示しました。

また、沖縄にアメリカ軍基地が集中していることを重く受けとめるとして、基地負担軽減の目に見える成果をひとつひとつ着実に積み上げていくと強調しました。

そのうえで「戦争の惨禍を二度と繰り返さない。この決然たる誓いを貫き、世界の誰もが平和で心豊かに暮らせる世の中を実現するため不断の努力を重ねていく」と述べました。