アフガン東部地震 死者1000人超 支援や救助活動が困難の懸念も

アフガニスタン東部で22日に起きたマグニチュード5.9の地震で死者の数はこれまでに1000人を超えていて、現地では救援隊による捜索活動が行われるとともに、国連の機関が相次いで支援に乗り出しています。

ただ、現地では悪天候なうえ、道路が整備されていないため、支援や救助活動が十分に行えないことが懸念されています。

アフガニスタンでは日本時間の22日午前6時前、東部のホスト州を震源とするマグニチュード5.9の地震が起きました。

ホスト州の隣のパクティカ州の当局者はNHKの取材に対し、これまでに1000人が死亡し、1500人がけがをしたことを明らかにしたほか、ホスト州の当局者も少なくとも30人が死亡、100人以上がけがをしたとしています。

この地震について、国連アフガニスタン支援団の担当者は記者会見で、「2000棟近くの家屋が倒壊しているとみられる」などと述べ、被害のさらなる拡大に懸念を示しました。

この地域では、日干しレンガを積み上げた家屋が多く、多くの人が倒壊した家屋の下に閉じ込められているとみられ、救援隊による捜索活動が行われています。

こうした事態を受けて22日、WHO=世界保健機関の現地事務所は被災地に向けておよそ10トンの医薬品の発送を始めたほか、WFP=世界食糧計画も準備を進めていると明らかにするなど、国連の機関が相次いで支援に乗り出しています。

ただ、現地での活動について国連は22日、現場で大雨と強風が続き悪天候の中、救助ヘリコプターの着陸が妨げられたと報告したほか、国連のUNDRR=国連防災機関の担当者は、今回の地震の震源が、パキスタンとの国境に近い、遠隔地で発生したことに触れ、「現場の道路は整備されていないため、人道的な活動において、地域へのアクセスが容易ではないことが最も大きな課題の一つになるだろう」と述べるなど、現地への支援や救助活動が十分に行えないことが懸念されています。

官房副長官「現時点で邦人被害の情報ない」

木原官房副長官は記者会見で「多くの方が犠牲になったことに心からお見舞いを申し上げるとともに、負傷された方々の一日も早い回復をお祈り申し上げる。国際機関と連携しつつ、現地のニーズの把握を含めた情報収集を行うとともに、必要な支援を迅速に提供すべく調整している。なお、現時点で邦人被害の情報には接していない」と述べました。