国民年金 保険料の納付率 10年連続前年度上回る

自営業者などが加入する国民年金の保険料の昨年度の納付率は、73.9%と、10年連続で前の年度を上回りました。一方、保険料の納付を全額免除または猶予された人は、新型コロナの影響もあり、612万人と過去最多になりました。

厚生労働省によりますと、国民年金の保険料の昨年度(令和3年度)の納付率は前の年度より2.4ポイント上がって73.9%と、10年連続で前の年度を上回りました。

これを年代別に見ますと、▽55歳から59歳までが80%と最も高く、▽25歳から29歳までが62.1%と最も低くなりました。

一方、保険料の納付を全額免除または猶予された人は、前の年度より3万人増えて612万人と、今の制度が始まった昭和61年度以降で最も多くなりました。

これは、新型コロナの影響で収入が減った人たちを対象に、納付を免除するなどの特例措置がとられたことも背景にあると見られるということです。

厚生労働省は「若い世代や未納者への周知、広報などにより、納付率のさらなる向上に努めたい。新型コロナの影響を受けた人には、引き続き、特例措置の利用を呼びかけたい」としています。