ミャンマー軍の弾圧による死者2000人超 事態収束見通し立たず

ミャンマーで、去年のクーデター以降、軍の弾圧によって死亡した人が2000人を超えたことが現地の人権団体のまとめでわかりました。

国際社会の働きかけにもかかわらず、事態が収束する見通しは立たず、犠牲者は増え続けています。

ミャンマーでは、去年2月、軍がクーデターを実行し、アウン・サン・スー・チー氏ら民主派の政治指導者を次々と拘束しました。

軍はその後、クーデターに抗議する市民に発砲や暴行を繰り返し、現地の人権団体「政治犯支援協会」のまとめによりますと、22日までに合わせて2007人が死亡しました。

団体によりますと、死者は、軍と民主派の抵抗勢力の戦闘が続く北西部のザガイン管区で相次いでいます。

軍は重火器で村を攻撃し、住民を拷問するなどの弾圧を行っていて、今月6日には仏教施設に避難していた市民に対し、背後から兵士が発砲するなどして11人が死亡したということです。

死者が2000人に上ったことについて、現地のアメリカ大使館は22日、SNSに「ミャンマー軍は市民に非人道的で残虐な行為を行っており、責任を負わせる必要がある」と投稿し、非難しました。

ミャンマー情勢をめぐってはASEAN=東南アジア諸国連合が軍と民主派の対話を仲介する特使を派遣し、働きかけを行っていますが、事態が収束する見通しは立たず、市民の犠牲が増え続けています。