モスバーガー 7月中旬からハンバーガーなど商品の9割を値上げ

ハンバーガーチェーンを運営する「モスフードサービス」は、原材料価格の高騰などを受けて、主力のハンバーガーを含む大半の商品を来月中旬から値上げすることを決めました。

発表によりますと、値上げの対象となるのは「モスバーガー」の店舗で販売されているハンバーガーをはじめ、フライドポテトやコーヒーなど、全商品のおよそ9割にあたる合わせて210品目です。

値上げの幅は、いずれも税込みで、
▽ハンバーガーなどの主力商品が20円~40円
▽サイドメニューとドリンクが10円~20円で、
来月13日から引き上げられます。

理由について会社では、世界的な需要の増加やロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けた国際情勢の混乱などで、小麦や食用油をはじめとする原材料価格が高騰していることに加えて、急激な円安で調達コストが一段と上昇していることなどが要因だとしています。

ファストフードチェーンでは、
▽「日本マクドナルド」がハンバーガーなど一部の商品をことし3月中旬から値上げしたほか、
▽「日本ケンタッキー・フライド・チキン」が今月から来月にかけて、定番商品のチキンの店頭価格やセットメニューの価格を引き上げることを決めていて、
外食業界で値上げの動きが一段と広がっています。