NYダウ平均一時1000ドル超の急落 幅広い銘柄に売り注文膨らむ

13日のニューヨーク株式市場は、記録的なインフレが長引いて金融引き締めが一段と加速し、景気が減速することへの警戒が強まり、ダウ平均株価は一時、1000ドルを超える急落となりました。

13日のニューヨーク株式市場は、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が14日から会合を開くのを前に、記録的なインフレが長引いて金融引き締めが一段と加速し、景気が減速することへの警戒が強まりました。

このため、朝方から幅広い銘柄が売られ、取り引き終了にかけて一段と売り注文が膨らんでダウ平均株価は一時、先週末と比べて1000ドルを超える急落になりました。

終値は、先週末に比べて876ドル5セント安い3万516ドル74セントと、ことしの最安値を更新しました。

ダウ平均株価は、先週末の10日も前日と比べて800ドルを超える大幅な値下がりとなるなど、4営業日連続で下落していて金融市場の動揺が深まっています。

IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も4.6%の急落となり、終値でことしの最安値を更新しました。

市場関係者は、「10日に発表されたアメリカの5月の消費者物価指数の伸びが、市場の予想を上回ったことから記録的なインフレが収束しないのではないかとの見方が広がっている。インフレ抑制のためにFRBが利上げ幅を拡大するのではないかとの観測が出たこともあり、投資家の間でリスクを避ける動きが広がった」と話しています。

また、ヨーロッパの株式市場でも売り注文が広がって、主な株価指数の終値はパリ市場で2.6%、ドイツのフランクフルト市場で2.4%の大幅な下落となりました。