ボクシング 井上尚弥 ドネアに勝ち3団体王座統一 日本選手で初

プロボクシング、バンタム級の2団体統一チャンピオン、井上尚弥選手が7日夜、さいたま市でWBC=世界ボクシング評議会のチャンピオン、ノニト・ドネア選手と対戦し、2ラウンド、テクニカルノックアウト勝ちで3団体の王座統一を果たしました。
日本選手が3団体の統一王者となるのは初めてです。

WBA=世界ボクシング協会とIBF=国際ボクシング連盟のバンタム級、2団体統一チャンピオンの井上選手は今夜、さいたま市でWBCのチャンピオンでフィリピンのドネア選手との3団体統一戦に臨みました。

2人は2019年、異なる団体の世界王者などが争う「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ」で対戦し、この時は井上選手が判定勝ちをおさめ、きょう7日がおよそ2年半ぶりの対戦でした。

試合は開始直後、お互いに距離を取る展開から第1ラウンドの終了直前、井上選手が右のパンチを相手の顔面にヒットさせてダウンを奪いました。

勢いに乗った井上選手は第2ラウンドも攻め続けてドネア選手をロープ際に追い詰め、最後はパンチを立て続けに浴びせて再びダウンを奪ったところで、レフェリーが試合を止めました。

井上選手は2ラウンド1分24秒、テクニカルノックアウト勝ちで、3団体の王座統一を果たしました。

日本選手が3団体統一王者になるのは初めてです。

井上選手は世界戦の連勝記録を「18」に伸ばし、みずからが持つ日本の男子選手の最多記録を更新し、プロ通算で23勝負けなしとなりました。

井上選手「最高の日になった」

試合後、井上尚弥選手は「ドネア選手との再戦で、こうして最高の結果を残せたことは満足で、最高の日になった」と喜びを語りました。

7日の試合展開については「相手の左フックを開始早々にもらったことで緊張感をもって試合を立て直すことができた。がむしゃらに行くこともなく、攻めることができた」と振り返りました。

そして、「一方的に勝つんだという思いで、自分にプレッシャーをかけて臨んだ。これで1つ上のステージに行けると思う。目標とする4団体統一の試合が年内にかなうとすればバンタム級で戦いたい」と語り、プロボクシングのバンタム級、主要4団体の王座統一を見据えました。