DeNA今永昇太投手 ノーヒットノーラン達成 日本ハム戦で

プロ野球・DeNAの今永昇太投手が7日夜、札幌ドームで行われた日本ハム戦でノーヒットノーランを達成しました。
プロ野球でのノーヒットノーラン達成は、史上85人目、96回目となります。

プロ7年目の今永投手は、今シーズンは左腕の肉離れのため出遅れて、先月6日に初めて登板し、日本ハム戦の先発は今シーズン5回目の登板でした。

今永投手は日本ハム打線を相手に、インコースへの速球とチェンジアップを有効に使い、8回までヒットを1本も許しませんでした。

そして、9回は2者連続で見逃しの三振を奪ったあと、1番の野村佑希選手をライトフライに打ち取り、ノーヒットノーランを達成しました。

今永投手は2回にフォアボールでランナーを出しましたが、28人のバッターと対戦してヒットは許さず、三振を9つを奪い、球数は117球でした。

プロ野球でのノーヒットノーラン達成は、先月11日に、ソフトバンクの東浜巨投手が達成して以来、史上85人目、96回目となります。

DeNAでのノーヒットノーランの達成は昭和45年の当時大洋の鬼頭洋さん以来、52年ぶりです。また、交流戦でのノーヒットノーラン達成は平成24年の巨人の杉内俊哉さん以来、3人目です。

試合はDeNAが2対0で勝ちました。

今永投手 力強いストレートとチェンジアップが持ち味

今永昇太投手は福岡県出身の28歳。
平成28年にドラフト1位でDeNAに入団しました。

力強いストレートとチェンジアップが持ち味の左ピッチャーで、1年目から先発ローテーションに入って8勝を挙げ、2年目に11勝を挙げました。
プロ4年目の令和元年にはセ・リーグで2番目に多い13勝を挙げ、その年の11月に行われた国際大会「プレミア12」に出場し、日本の優勝に貢献しました。

今永投手は、7年目の今シーズン、開幕投手の有力候補でしたが、ことし2月の春のキャンプ中に左腕の肉離れで1軍を離脱。
先月6日に1軍に昇格し、ここまで4試合に先発し2勝0敗、防御率1.67の成績でした。

今永投手「みんながこういう結果に導いてくれた」

試合後のヒーローインタビューで今永投手は「自分がノーヒットノーランをできるとは思っていなかったが、みんながこういう結果に導いてくれた。9回のマウンドに上がる前に達成したあとのことを考えていたが、そのとおりになってよかった。相手投手につられてゼロに抑えることができたが、調子としてはよくも悪くもなかった。途中で安心してしまうと達成できないと思っていたが球場のファンの皆さんがピリピリした雰囲気を作ってくれた」と話しました。

日本ハム 新庄監督「おめでとうですね」

ノーヒットノーランを達成された日本ハムの新庄監督は「おめでとうですね。テンポもいいし、コースに投げてタイミングも狂わせて、いい投手ですよ」と話したあと、「あれだけいいピッチングをされたら、球種を絞るしかない。ただ、絞らせないから、ノーヒットノーランになった」と振り返りました。

また、9回に先頭バッターとして、代打で淺間大基選手を起用した場面については、「最後に淺間君にも『小細工をするなよと。3球で終わってもいいから、せこいことをするな』とは言った」と明かしました。

今シーズンはノーヒットノーラン3人目 ピッチャーの活躍光る

今シーズンは4月10日にロッテの佐々木朗希投手が完全試合でノーヒットノーランを達成し、先月11日にはソフトバンクの東浜巨投手がノーヒットノーランを達成していて、DeNAの今永昇太投手は今シーズン3人目の記録達成です。

また、記録にはなりませんでしたが、ロッテの佐々木朗希投手が完全試合を達成した次の登板となった4月17日の日本ハム戦で8回まで1人のランナーを許さないパーフェクトピッチングをしたほか、先月6日には中日の大野雄大投手が延長10回ツーアウトまでパーフェクトピッチングをするなど、ピッチャーの活躍が光っています。

今永投手 一問一答

Q:おめでとうございます。実感は。

本当にいいイメージを持ちながら、達成したあとの想像をしながら投げていたので、本当に達成できてホッとしましたし、まず勝ててよかったなと思っています。

Q:周囲の祝福は。

ロッカーは意外とシーンとしていたので。
祝福してもらったけど意外とシーンとしていた。

Q:こういう日が来ることをどういう感じで思い描いていたか。

僕は投球スタイル的にもなかなか達成できることを思い描けなかったが、きょうは特別調子がいいわけではなかったが相手打線を分析しながら本当に丁寧に投げました。

Q:どの辺りから意識。

例えば5対0とか点差が開くと大味な投球になってしまうが、相手の加藤投手のテンポのよさ、ストライク先行の投球に僕も負けないように引っ張られたと感じている。

Q:札幌ドーム、交流戦で達成。

まず札幌ドームのよさを生かす。
横浜スタジアムとも広さもフェンスの高さも違いますし、ドームなのでボールがポーンと上がりやすいと感じているので、フライを打たせながら投げられた。

Q:9回に味方が点を取った時は。

点が入ったことで喜んでしまうと、足元をすくわれてしまうと感じたので、心の中では大喜びでしたけど、あまり態度に出さないように気を付けました。

Q:ビッグボスもすごい投手だと。

そうですか。
新庄監督は小さいころからの憧れでもありますし、同じ福岡県出身でもありますし、雲の上の存在の方なので、相手の監督に褒められることは本当にこれほどうれしいことはない。

Q:今後に向けて。

これを毎回やれというのは難しいかもしれないけど、こういう投球を期待させることができる、みんなに想像してもらえるようなスケールの大きな投手になりたい。

Q:今季は、ロッテ佐々木朗希投手が完全試合。ソフトバンク東浜巨投手もノーヒットノーラン。刺激になっているか。

両方の試合も見ましたし、もちろん1選手として羨ましい、すごいという憧れの気持ちと、いつか自分もやれる日が来るのかなと、そういう想像しながら毎日過ごしていた。
きょうみたいな日は夢のようですし、これをあと何回かやれたら野球人生としても最高かな。

本拠地でやることにも違う意味がある。本拠地でも頑張りたい。