上海 コロナ外出制限解除後初の祝日でにぎわいも 対策続く

中国の上海では、新型コロナウイルスの感染対策として2か月余り続けられた厳しい外出制限が解除されてから、3日に初めての祝日を迎え、市内はにぎわいを取り戻しつつあります。

しかし、商業施設では人数制限が行われるなど、当局は感染が再び拡大しないよう神経をとがらせています。

中国 上海の厳しい外出制限は2か月余り続きましたが、上海市当局は、感染を抑え込んだとして、最近感染が確認された一部の地区を除き、1日から制限を解除しました。

中国は3日から3連休で、制限解除後初めての祝日を迎えた上海市内中心部の繁華街では、店舗の営業が徐々に再開する中、多くの人たちが訪れ、にぎわいを取り戻しつつあります。

30代の女性は「買い物を楽しみに来ました。外出制限が繰り返されないことを願っていますが、当局は、この2か月間で得た教訓をむだにしないでほしいです」と話していました。

一方、商業施設では感染防止のための人数制限が行われ、店の外には入店を待つ人たちの行列ができていました。

また、公共交通機関の利用やオフィスビルに入る際などには、72時間以内のPCR検査の陰性証明が求められていて、当局はこうした対策を維持しながら、感染が再び拡大しないよう神経をとがらせています。