ガソリン小売価格 全国平均1リットル168.2円 7週連続値下がり

今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり168.2円となり、7週連続で値下がりしました。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、5月30日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり168.2円で、先週より0.6円値下がりしました。

値下がりは7週連続です。

政府は、物価の上昇を踏まえた緊急対策の一環として、石油元売り会社への補助金を拡充していて、全国の平均価格は2週連続で160円台に抑えられています。

ただ、ウクライナ情勢の影響で原油価格は高止まりしていて、ガソリン価格は依然として2014年以来の高値水準が続いています。

今後の見通しについて石油情報センターは、「中国の上海で新型コロナウイルスの感染対策で続けられてきた厳しい外出制限が事実上解除されたことで、経済活動が再開して石油の需要増加でガソリン価格は上がる可能性があるのではないか」と話しています。