入国者数上限 きょうから2万人に 入国時検査など一部免除

新型コロナの水際対策をめぐり、政府は1日から一日当たりの入国者数の上限を2万人に引き上げるとともに、一部の国や地域からの入国者には入国時の検査などを免除します。
今後の感染状況などを慎重に見極めながら、さらなる緩和も検討する方針です。

新型コロナの水際対策をめぐり、政府は、観光目的を除く外国人の新規入国を再開しており国内外の感染状況や空港の検疫体制などを踏まえ、一日当たりの入国者数の上限を3月1日に5000人、14日に7000人、そして4月10日には1万人と、段階的に引き上げてきました。

そして、1日から入国者数の上限を2万人に引き上げるとともに、入国者に対する検疫措置を緩和することになりました。

具体的には、これまでの入国時の検査での陽性率などに応じて、世界の国や地域を3つのグループに分け、最もリスクが低いグループの98か国・地域からの入国者はワクチン接種の有無によらず、次に低いグループの99か国・地域からの入国者は3回目の接種を条件に、入国時の検査や自宅などでの待機措置を免除するとしています。
さらに今月10日からは最もリスクが低いグループの国や地域について、添乗員付きのツアー客に限定し、およそ2年ぶりに外国人観光客の受け入れを再開することにしています。

政府は、今後の感染状況などを慎重に見極めながら、さらなる緩和も検討する方針で、感染拡大を抑えつつ、社会・経済活動の回復につなげられるかが課題となります。