新型コロナ マスクの着用どうすれば? 熱中症対策は…?

新型コロナ対策でのマスクの着用。しかしここ数日は気温の高い日が続き、暑さや息苦しさを感じることもあります。

屋外では周りの人との距離が確保できる場合や、距離がとれなくても会話がほとんどない場合は着用の必要はないなどとする政府の考え方が示されました。

気温が上がる中、熱中症に気をつけながらマスクをどううまく活用すればいいのでしょうか?

街行く人は…

ことし初めて猛暑日となったところがあるなど広い範囲で気温が高くなった29日、東京の都心では日中の最高気温が31.2度まで上がりました。東京 銀座で撮影した映像では、街行く人のほとんどがマスクを着用したままなのが分かります。

ネット上では…

気温が高い日が続く中でマスクの付け外しをどうするのか、ネット上の声です。
「めちゃくちゃ暑いから外でマスク外した
 マスク蒸れるから外さないと顔すぐほてるわ」
「場所や行動で考えた方がいいと思う
 運動する人は外した方がいいよ
 酸欠なるし熱中症の危険もある」
「道行く人たちはみんな着用しているしやはり外しづらい」

専門家「場面に応じて判断することが重要」

専門家は「熱中症対策に限らずマスクを外すかどうか場面に応じて判断することが重要だ」と指摘しています。

●「マスク着用だけで熱中症リスクが著しく上がるとは考えにくい」
WHO=世界保健機関で熱中症などのリスクについての検討にも関わっている名古屋工業大学の平田晃正教授によりますと、これまでの研究ではマスクを着用した状態と着用していない状態で体温を比べるとマスク周辺以外ではほとんど変化がなく、体の深部温度についても0.06度から0.08度の上昇にとどまり、熱中症リスクの目安とされる1度の上昇までは至っていなかったということです。
平田教授は「マスクを着用しただけで熱中症のリスクが著しく上がるとは考えにくいが、マスクを着用して強めの運動をした場合などには熱中症のリスクにつながるかもしない」と指摘しました。

●幼い子ども 詳しいデータなどがないため十分注意
また幼い子どもではマスクと熱中症の関係について詳しい実験データなどがないため、国の呼びかけなどを参考に熱中症に十分注意する必要があるということです。
●これからの時期 “ふだんから注意が必要”
一方、平田教授は気温や湿度が高くなるこれからの時期はふだんから熱中症への注意が必要だとしたうえで「マスクを着用することでのどの渇きに気がつきにくくなり、水分補給の回数が減ってしまうおそれがある。熱中症は体温の上昇と脱水で起こるとされるので、水分補給が減って脱水症状に近い状態になると熱中症のリスクは高まる。意識的に水分をとってほしい」と話していました。

●今後の考え方「外すかどうか場面に応じて判断することが重要」
今後のマスク着用の考え方については「熱中症対策にかぎらず人との距離が離れていてばマスクを外してもいいし、感染のリスクが高い場面ではマスクはしっかり着用したほうがいい。マスクを外すかどうか場面に応じて判断することが重要だ」と話していました。

マスク着用の考え方

改めてマスクの着用に関する政府の考え方をまとめます。

<屋外>距離とれるか会話なし 「必要なし」

政府は今月23日、新型コロナ対策の基本的対処方針を変更し、屋外では周りの人と距離がとれる場合や距離がとれなくても会話をほとんど行わない場合には着用の必要はなく、特に夏場は熱中症予防の観点から外すことを推奨する考え方を盛り込みました。

<屋内>距離2メートル確保 会話ほとんどなし 「必要なし」

屋内では2メートル以上を目安に周りの人との距離がとれ、会話をほとんど行わない場合、マスクの着用の必要はないなどとしています。

学校も体育は必要なし 子どもは一律では求めず

また学校では体育の授業では必要はなく、部活動の際も体育の授業に準じるとしています。

そして接触を伴う競技については各競技団体が作成するガイドラインなどを踏まえて対応するとしています。

さらに2歳未満の子どもは推奨せず、2歳以上で小学校入学前の子どもについても、保育所などでは周りの人との距離にかかわらず一律には求めないとしています。