去年の水産物の生産量 過去最低 サンマやスルメイカの不漁続く

去年1年間の水産物の生産量は、サンマやスルメイカの不漁が続いたことなどから前の年より1.4%減少し、過去最低を更新しました。

農林水産省がまとめた水産統計によりますと、去年1年間の養殖を含む水産物の生産量は417万3000トンで、前の年に比べて6万1000トン、率にして1.4%減少し、統計が比較できる昭和31年以降で最低となりました。

このうち海で漁を行う「海面漁業」の漁獲量は319万1400トンと、前の年に比べて2万1900トン、率にして0.7%減少しました。

魚の種類別ではサンマがおよそ2万トンと、ピーク時の昭和33年の3.4%に、スルメイカがおよそ3万トンと、ピーク時の昭和43年の4.7%にそれぞれ落ち込むなど深刻な不漁が続いています。

一方養殖業ではマダイなどの魚の養殖が25万トン4500トンと、前の年から1%増加したほか、ホタテ貝など貝類の養殖も32万3300トンと、4.8%増加しました。

水産庁によりますとサンマやスルメイカなどの不漁は、潮流や水温の変化など海洋環境の変化が要因とみられるということで、原因の究明や資源の管理を進めるとしています。