政府 ウクライナへの医療物資輸送で新たに2億円規模の資金協力

ロシアの軍事侵攻が続くウクライナへのさらなる人道支援のため、政府は現地でのニーズが高い医薬品や医療機器などの支援物資を輸送する費用として、新たにおよそ2億円規模の資金協力を行うことになりました。

IOM=国際移住機関の推計によりますと、ロシアの軍事侵攻が続くウクライナでは国内で避難生活を余儀なくされている人が800万人以上に上り、医療に関する物資も、輸送に費用がかかることなどから不足しているということです。

このため政府は現地でのニーズが高い医薬品や医療機器などの支援物資を輸送する費用として、新たにおよそ170万ドル、日本円で2億円規模の資金協力を行うことになりました。

ウクライナへの支援物資の輸送は、紛争地や途上国の支援などに取り組むUNOPS=国連プロジェクトサービス機関が担うということです。

林外務大臣は記者会見で、「避難民の状況はなお深刻で、ウクライナにおける人道支援のニーズがさらに高まっている。引き続き国際社会と連携しながら、ウクライナの人々に寄り添った支援を実施していく」と述べました。