東芝 新取締役候補に“モノ言う株主”から2人受け入れる人事案

経営の混乱が続く東芝は、来月の株主総会で選任する新たな取締役の候補として、対立が続く“モノ言う株主”から2人を受け入れる人事案を発表しました。

東芝は26日、来月28日に開催する株主総会に提案する取締役13人の人事案を発表しました。

新たな候補7人のうち、2人は会社と対立が続く株主の「ファラロン・キャピタル・マネジメント」と、「エリオット・インベストメント・マネジメント」でそれぞれ幹部を務めている人物です。

東芝は、選任の理由について「株主からの代表が取締役会に参加することで、株主と経営陣はより足並みをそろえることができる」と説明しています。

また、取締役会議長の候補には、企業の合併や買収を助言する会社で会長を務める公認会計士の渡辺章博氏を検討していると発表しました。

一方、前の社長だった綱川智氏は取締役を退任し、島田太郎社長と、柳瀬悟郎副社長が新たな取締役候補に入っています。

選任にあたった指名委員会のレイモンド・ゼイジ委員長は「取締役会で当面、最も重要なことは、非上場化を含めた戦略的な選択肢の議論で、その点を考慮した」と述べ、現在、外部から募集している企業価値を高める戦略の内容を検討するのに最適な人選だと強調しました。