日豪首脳会談 ロシアの軍事侵攻を厳しく非難

岸田総理大臣は東京・港区の迎賓館で、オーストラリアのアルバニージー首相と首脳会談を行い、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を厳しく非難し、インド太平洋で同じようなことを起こさせてはならないという考えで一致しました。

岸田総理大臣は24日午後5時前から、東京・港区の迎賓館でオーストラリアのアルバニージー首相と1時間あまり、首脳会談と行いました。

会談の冒頭、岸田総理大臣は首相就任への祝意を示したうえで、個人的な関係を築いていきたいという考えを伝えました。

会談で両首脳は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を厳しく非難し、インド太平洋で同じようなことを起こさせてはならないという考えで一致し、インド太平洋地域の安全保障環境が厳しくなる中、特別な戦略的パートナーシップを強化し、同盟国や同志国とともに自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた取り組みを進めていくことを確認しました。

さらに、ことし1月に署名した、自衛隊とオーストラリア軍による共同訓練の際に互いに部隊を派遣しやすいよう、法的地位や手続きなどをあらかじめ取り決めておく「円滑化協定」の早期発効に取り組むことや、安全保障協力に関する新たな共同宣言の発出に向けて調整を進めていくことを確認しました。

TPPやIPEFの枠組みで協力を一致

また、TPP=環太平洋パートナーシップ協定へのアメリカの復帰に向けて協力することや、IPEF=インド太平洋経済枠組みを通じて、地域の持続的で包摂的な成長の実現に向けて協力していくことで一致しました。

さらに、両首脳は、中国が南太平洋のソロモン諸島と結んだ安全保障に関する協定への懸念を共有し、引き続き関係国で緊密に連携していくことを確認したほか、核兵器のない世界の実現に向けた取り組みや国連安保理改革で協力していくことで一致しました。