「サル痘」患者の報告 “21日時点で12か国92人” WHO

天然痘に似た症状の感染症「サル痘」の患者の報告が欧米を中心に相次ぐ中、WHO=世界保健機関は21日時点で12か国から92人の患者が報告されたことを明らかにしました。

「サル痘」は主にアフリカでみられるウイルス性の感染症ですが、今月に入って欧米を中心に患者の報告が相次いでいます。

WHOは21日に新たな流行状況を発表し、これまでにポルトガルやスペイン、それにイギリスなどの12か国で92人の患者が確認されたと明らかにしました。

さらに28人について感染の疑いがあり、調査が進められているということです。

これまでの報告はいずれもアフリカへの渡航歴のないケースで、今のところ死者の報告はないということです。

WHOでは、今後調査が進むに従ってさらに多くの患者が報告される可能性があるとしています。

サル痘は多くの場合、2週間から4週間程度で自然に軽快するものの、幼児や妊婦、それに健康状態によって免疫が抑制される人などで重症化する場合があるということで、WHOは各国に対し、警戒を呼びかけています。