北朝鮮 発熱者累計200万人超える中22日に軍重鎮の国葬開催へ

北朝鮮は、先月下旬以降の発熱者の累計が200万人を超えた中、22日、軍の重鎮の国葬を執り行うと発表しました。アメリカのバイデン大統領が20日から韓国を訪問し米韓首脳会談に臨むのを前に、北朝鮮によるICBM=大陸間弾道ミサイルの発射や核実験への警戒を続ける関係国はその動向を注視しています。

新型コロナウイルスによるとみられる発熱者が相次いでいる北朝鮮は、19日午後6時までの一日で、新たに26万3000人余りに発熱の症状が確認され、2人が死亡したと発表しました。先月下旬以降の発熱者の累計は、224万1000人余りと、200万人を超えました。

こうした中、国営の朝鮮中央テレビは、軍の重鎮で国防省の顧問を務めていたヒョン・チョルヘ元帥が19日に死去し、22日に国葬が執り行われると伝えました。

ヒョン氏は、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の父、キム・ジョンイル(金正日)氏の最側近だった1人で、キム総書記の軍事教育も担ったとされていて、感染の封じ込めを目指している中で内部の結束を図るねらいもあるとみられます。

一方、葬儀委員会の名簿には、キム総書記をはじめ朝鮮労働党の幹部らが名を連ねていますが、医薬品の流通への監視を怠ったとしてキム総書記から叱責を受けた検察トップのほか、国防相や軍の総政治局長が含まれていません。

アメリカのバイデン大統領が20日から韓国を訪問し21日、米韓首脳会談に臨むのを前に、北朝鮮によるICBM=大陸間弾道ミサイルの発射や核実験への警戒を続ける関係国はその動向を注視しています。