新しい最高裁判所長官に戸倉三郎氏 指名を決定 政府

政府は20日の閣議で、新しい最高裁判所の長官に最高裁判所判事の戸倉三郎氏を指名することを決めました。

これは、最高裁判所の大谷直人長官が、来月定年で退官するのに伴うものです。

新しい最高裁判所の長官に指名される戸倉三郎氏は67歳。さいたま地方裁判所の所長や最高裁判所の事務総長などを歴任し、東京高等裁判所の長官を経て、平成29年から最高裁判所判事を務めています。最高裁判所の長官は、12代連続で裁判官出身者が務めることになります。

また、閣議では戸倉氏の最高裁判所長官への指名に伴って、新しい最高裁判所判事に、東京高等裁判所の今崎幸彦長官を任命する人事を決めました。

今崎氏は64歳。水戸地方裁判所の所長や最高裁判所の事務総長などを経て令和元年から東京高等裁判所の長官を務めています。

これらの人事は来月23日以降に発令される予定です。

さらに、閣議では、最高裁判所の菅野博之判事がことし7月に定年で退官するのに伴って、新しい最高裁判所判事に、大阪高等裁判所の尾島明長官を任命する人事を決めました。

尾島氏は63歳。東京高等裁判所の部総括判事や最高裁判所の首席調査官などを経て、去年7月から大阪高等裁判所の長官を務めています。

この人事は、ことし7月3日以降に発令される予定です。

官房長官「適任だと考えている」

松野官房長官は、閣議のあとの記者会見で「戸倉氏は裁判実務の豊富な経験を有するほか、最高裁判所の総務局長、事務総長、東京高等裁判所の長官などの要職を務められるなど裁判所の組織運営にも精通し、最高裁判所の長官として適任だと考えている」と述べました。