ウクライナ避難民の就学 受け入れや相談は200人に 文部科学省

ウクライナから日本に避難し、小中学校や高校で学んだり、就学の相談をしたりしている子どもたちや、大学生などが合わせて200人に上っていることが文部科学省の調査で分かりました。

文部科学省が全国の教育委員会などに調査して取りまとめたところ、ロシアによる軍事侵攻を受け、ウクライナから日本に避難した子どもたちのうち、幼稚園や小中学校、それに高校に通っているのは今月11日時点で44人でした。

さらに、就学や就園に向けた相談を受けている子どもたちは、公立の学校や幼稚園だけで50人に上っていました。

また大学では、27校で学生や研究者など106人の受け入れが進んでいるということで、高校生以下の子どもたちと合わせると200人に上っていることが分かりました。

文部科学省は先月、ウクライナから避難した児童や生徒の学習機会を確保するため、小中学生の給食費や学用品の費用を支援する制度や、高校の授業料免除の制度などを柔軟に利用することを全国の教育委員会などに通知していて、今後、日本語教育の支援も強化することにしています。