政府 “骨太の方針”骨子案示す「人への投資」など重点

政府は経済財政諮問会議でことしの「骨太の方針」の骨子案を示し、岸田政権が掲げる「新しい資本主義」の実現に向けて「人への投資」をはじめ、科学技術やスタートアップへの投資に重点分野として取り組むとしています。

総理大臣官邸で開かれた経済財政諮問会議では、岸田総理大臣の就任後初めてとなる、ことしの経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」の骨子案が示されました。

骨子案では岸田政権が掲げる「新しい資本主義」に関する項目を設け、重点分野として、賃上げや社会人の学び直しなどの「人への投資」をはじめ、科学技術・イノベーションやスタートアップ、グリーン、デジタルへの投資を盛り込みました。

また、社会的な課題の解決に向けた取り組みとして、少子化対策や女性活躍、デジタル化による地方の活性化を目指す「デジタル田園都市」などを挙げたほか、国際環境の変化への対応として対外経済連携を促進し、経済安全保障を強化するとしています。

さらに、持続可能な経済財政運営と社会保障制度を構築するなどとしています。
岸田総理大臣は「官と民が連携して計画的かつ重点的に取り組む方針を示すことで、社会課題の解決を経済成長のエンジンにしていく」と述べ、山際経済再生担当大臣に対し、来月の取りまとめに向けた作業を加速させるよう指示しました。

一方、当面の経済運営について「ウクライナ情勢の影響を含めて世界経済の不確実性が増している中、日本銀行とも意思疎通を密にして臨機応変に万全の対応を行い、コロナ禍からの経済回復を確かなものとしていく」と述べました。