山梨 道志村 沢沿いを捜索 新たな手がかり見つからず

今月、山梨県道志村の山中の沢で見つかった人の肩甲骨について、警察はDNA鑑定の結果、3年前に近くのキャンプ場で行方不明になった女の子のものと特定し、亡くなったと判断しました。
警察は、キャンプ場から沢までのルートを確認するなど事件と事故の両面で詳しい状況を調べています。

先月23日に山梨県道志村の山中で人の頭の骨の一部が見つかり、その後周辺を捜索したところ肩甲骨が見つかりました。

警察はこの肩甲骨について鑑定を行った結果、3年前に近くのキャンプ場で行方不明になった、当時小学1年生で千葉県成田市の小倉美咲さんとDNAの型が一致したと14日に発表しました。

そして、見つかった部位などから美咲さんは亡くなったと判断したということです。死因はわかっていません。

警察は16日もおよそ40人の態勢で骨などが見つかった沢沿いを捜索しましたが、雨の影響で正午ごろに終了し、新たな手がかりは見つかりませんでした。

キャンプ場から沢の周辺に通じるルートは複数あるということで、警察は改めてルートを確認するなど、事件と事故の両面で詳しい状況を調べています。

周辺の捜索は17日以降も続けるということです。

“キャンプ場から沢の周辺に通じるルートは3つ”

骨などが見つかった山の斜面にある水がかれた沢は、大雨が降った際には、両側の斜面から水が集まる地形になっています。

小倉美咲さんがみずから歩いて沢の方向に向かったかどうかは分かっていませんが、警察は、その可能性も視野に捜査を進めています。
捜査関係者などによりますと、キャンプ場から沢の周辺に通じるルートは、主に3つあるということです。

ルート1 キャンプ場から沢の下流付近に向かう林道

キャンプ場の東側へと延びた林道の先は枯れ沢の下流へとつながっていますが、地元の人からは「傾斜が急なため上流へ登るのは難しい」という声も聞かれます。
沢の下流付近から肩甲骨などが見つかった場所に行くには、ロープを使わないとのぼれないような急斜面が数百メートル続くため、ここから歩いた可能性は極めて低いとみられています。

ルート2 尾根に沿って進む登山道

キャンプ場を西側へ進むと、このように舗装されていない林道になります。この道を上に登って行くと、今回骨などが見つかった枯れ沢の上流へとつながっていきます。この先で2つ目と3つ目の2つのルートに分かれます。
2つ目のルートの登り始めは、傾斜が急な印象ですが、途中の道のりは比較的なだらかだということです。

ルート3 キャンプ場の西側を流れる椿沢沿いの林道を山頂へ

3つ目は、キャンプ場の西側を流れる「椿沢沿いの林道」を山頂に向かって進むルートです。

椿沢の上流付近から登っていく道のりは緩い傾斜が続くということです。

ただ、大きく遠回りするため骨などが見つかった沢まではもっとも長い行程になります。

なぜ、キャンプ場から離れた沢で見つかるに至ったのか、警察はルートを改めて確認するなど、事件と事故の両面で詳しい状況を調べています。