将棋「叡王戦」藤井五冠“指し直し局”制しタイトル防衛に王手

将棋の八大タイトルの一つ「叡王戦」の第2局は、藤井聡太五冠が「指し直し」の末、挑戦者の出口若武六段に勝ってタイトル防衛に王手をかけました。

「叡王戦」五番勝負の第2局は名古屋市で行われ、初のタイトル戦に挑む出口六段が先手、先月の第1局で勝った藤井五冠が後手で午前9時に対局が始まりました。

対局は終盤にさしかかった午後4時半すぎ、同じ局面が4回繰り返される「千日手」となり、日本将棋連盟の規定でタイトル戦では1年2か月ぶりとなる「指し直し」となりました。

午後5時すぎから改めて始まった対局では、先手の藤井五冠の猛攻を出口六段がしのぐ展開となり、午後7時半すぎ、75手までで出口六段が投了。

藤井五冠は第1局に続いて連勝し「叡王」のタイトル防衛に王手をかけました。

対局後、藤井五冠は「初めの対局は序盤で失敗した。指し直しでは自分の攻めが細い局面が続き、形勢がわからないまま指していた。内容をしっかり振り返って次につなげたい」と話していました。
一方、敗れた出口六段は「指し直しではうっかり攻め手を許し、悪い状態がずっと続いていた。次の対局はもう少しいい内容にできるよう頑張りたい」と話していました。

「叡王戦」第3局は今月24日に千葉県柏市で行われ、藤井五冠が勝てば、タイトル防衛となります。