NATO外相会議 フィンランドとスウェーデンの外相も出席

NATO=北大西洋条約機構は14日から2日間の日程で外相会議を開いていて、初日にはNATOへの加盟を求める立場を明らかにしたフィンランドと加盟を検討しているスウェーデンの外相も出席しました。

NATOのジョアナ事務次長によりますと、両国の外相は自国の安全保障をめぐる状況や加盟申請の可能性などについて説明したということです。

会議の前に記者団の取材に応じたチェコやノルウェーの外相などは両国の加盟を支持する考えを示しました。

ただ、トルコのチャウシュオール外相は「トルコ国民の大多数はテロ組織を支援している国の加盟に反対している」と述べ、トルコがテロ組織として指定しているクルド人武装組織への支援を理由に両国のNATO加盟に難色を示しました。

その一方で、協議に応じる用意があるとしています。

フィンランドやスウェーデンがNATOに加盟するにはすべての加盟国の同意が必要で、フィンランドのハービスト外相は「解決策を見いだせると確信しているが、どの国も加盟の手続きを阻むことができるので、各国としっかり連絡をとっておくことが重要だ」と述べました。