会合の締めくくりとして記者会見した議長国ドイツのベアボック外相は「われわれは、ウクライナへの兵器の供与など支援を続ける」と述べ、軍事侵攻を受けるウクライナへの支援を継続する考えを強調しました。
また、侵攻の影響でウクライナの港から2500万トンの穀物が輸出できなくなっていると指摘し「ロシアの侵攻によって供給が減り、世界的に価格は高騰し、深刻な飢えの危険が迫っている」と述べて、ロシアを強く非難しました。
そのうえで、ロシアは穀物の輸出を阻んで危機を作り出し、国際社会の結束を乱そうとしているとして、輸出が滞っている穀物をウクライナから運び出す方策を検討する考えを示しました。
G7外相会合 閉幕 ウクライナへ兵器供与を含む支援継続を強調
ドイツで開かれていたG7＝主要7か国の外相会合は14日閉幕し、議長国ドイツのベアボック外相はG7としてウクライナへの兵器の供与を含む支援を続けるとともに、侵攻によって懸念される食糧不足の問題などに連携して取り組む考えを強調しました。
12日からドイツで開かれていたG7の外相会合はロシアによるウクライナへの軍事侵攻への対応をはじめ、海洋進出を強める中国や北朝鮮の核・ミサイル開発などをめぐり3日間にわたって協議を行い、14日閉幕しました。