ウクライナ軍が一部集落奪還と発表 ロシア軍を押し戻す動きも

ロシア軍は、ウクライナ東部のドネツク州などを中心に攻撃を行い、ウクライナ軍との激しい攻防が続いています。
こうした中、東部ハルキウ州ではウクライナ軍が一部の集落を奪還したと発表するなど、ロシア軍を押し戻す動きも見られます。

ロシア国防省は14日、東部ドネツク州にあるウクライナ軍の5つの指揮所や2つの弾薬庫などをミサイルで攻撃したと発表しました。

また、東部ハルキウ州では、ウクライナ軍の無人機13機を撃墜したほか、南部ヘルソン州にあるウクライナ軍の指揮所や弾薬庫などを攻撃したとするなど、ロシア側による激しい攻撃が続いています。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、13日に公開した動画で、ロシア軍に占拠されていたハルキウ州の6つの集落を過去24時間に奪還したことを明らかにしました。

また、これまでに1000以上の集落を解放したということで、ロシア軍を押し戻す動きもみられます。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」も13日、ロシア軍はウクライナからの反撃を受け援軍も限られているとして、ハルキウ市周辺から撤退することを決めたようだと指摘し「ウクライナはハルキウでの戦いで勝利したとみられる」と分析しています。

またアメリカ国防総省の高官は、ウクライナ側は東部のドネツ川をわたっていたロシア軍の部隊に攻撃を仕掛け、進軍を阻んだとしています。