映画「ひまわり」の上映会 駐日ウクライナ大使も出席 千葉

ロシアによる侵攻が続くウクライナでかつて撮影された、映画「ひまわり」の上映会が千葉市で開かれ、ウクライナの駐日大使が出席しました。

1970年に公開された映画「ひまわり」は戦争による悲しみを描き、ウクライナのヒマワリ畑で撮影されたシーンが名場面とされています。
千葉市中央区で開かれた上映会にはおよそ1000人が参加し、ウクライナのコルスンスキー駐日大使も会場を訪れました。

上映を前にコルスンスキー駐日大使は「皆さんにお会いできてうれしいです、お招きいただき、ありがとうございます」と日本語であいさつをしたあと「世界中にいるウクライナ人たちは皆様の温かい支援や応援を感じています。映画では、戦争はいかに大変で恐ろしいことであるか実感できると思います。戦争によって命が失われ多くの人たちが避難を余儀なくされてしまいました。しかし、皆さんの援助や支援をいただいて必ず勝利します」と話し、大きな拍手が送られました。

会場にはウクライナの伝統的な衣装や芸術作品が展示されたほか、ウクライナの人道支援に使うための募金箱が設置されました。

さいたま市から訪れた50代の夫婦は「ウクライナのために自分たちができることは少ないが、こうして支援できればと思います。すばらしい歴史のある国なので、一日でも早く戦争が終わって復興してほしいです」と話していました。