UAE ハリファ大統領が死去 73歳 急速な経済発展を主導

中東有数の産油国、UAE=アラブ首長国連邦の経済発展を主導してきたハリファ大統領が亡くなりました。73歳でした。

UAE国営通信は13日、ハリファ大統領が亡くなったと伝えました。

ハリファ大統領は1948年生まれで、UAEが1971年に建国され、父親のザイド氏が大統領に就任してからは豊富なオイルマネーを持つアブダビ首長国の皇太子として父親を支えました。

2004年のザイド大統領死去に伴って2代目の大統領に就任してからはUAEの急速な経済発展を主導してきました。

2014年に脳卒中の手術を受けて以降は公の場にあまり姿を見せなくなり、健康面を不安視する見方が出ていました。

UAEでは、ハリファ大統領の弟で、アブダビ首長国のムハンマド皇太子が、長年対立してきたイスラエルとの国交正常化を主導するなど、外交などの国家政策を取りしきっていて、後継の大統領として有力視されています。

「国際社会にとっての大きな損失」岸田首相が談話

UAE=アラブ首長国連邦のハリファ大統領が死去したことを受けて、岸田総理大臣は談話を発表しました。

この中で、岸田総理大臣は「ハリファ大統領のご逝去の報に接し、深い悲しみを禁じえない。日本国政府および日本国民を代表して、アラブ首長国連邦政府およびその国民に謹んで哀悼の意を表す」としています。

そして「ハリファ大統領はアラブ首長国連邦の経済社会開発と中東地域の平和と安定に重要な役割を果たし、エネルギー分野を中心にわが国との関係強化に格別な配慮を払われてきた。世界各国から深い尊敬を集めていたハリファ大統領のご逝去はアラブ首長国連邦の国民のみならず国際社会にとっての大きな損失だ。アラブ首長国連邦の国民がこの深い悲しみを乗り越えるに当たり、日本は常にアラブ首長国連邦と共にある」としています。

東京都 小池知事 UAEとクウェート訪問を延期

東京都の小池知事は、都知事としては3年ぶりとなる海外出張として、14日から5日間の日程で中東のUAEとクウェートを訪問する予定でした。

しかし、UAEのハリファ大統領が亡くなったことを受け、両国政府から「喪に服すため受け入れが難しくなった」という連絡が東京都にあったということです。

このため小池知事は、今回の中東訪問を延期することになりました。都は今後、現地の状況などを見極めながら日程を再調整するとしています。