“北朝鮮が核施設の建設工事を再開” 米研究グループが指摘

アメリカの研究グループは、北朝鮮北西部のニョンビョン(寧辺)にある核施設について、最新の衛星写真の分析から建設中の原子炉施設の工事が再開されたとしたうえで、完成した場合、核兵器の原料となるプルトニウムの製造能力が10倍に高まると指摘しました。

北朝鮮の核開発の動向を調査しているアメリカ、ミドルベリー国際大学院モントレー校のジェフリー・ルイス教授らの研究グループは、北西部ニョンビョンにある核施設について、今月10日にまとめた最新の衛星写真の分析結果を明らかにしました。

北朝鮮は建設中の原子炉施設でこれまで工事を中断していましたが、先月20日には川から冷却水をくみ上げる施設の近くで配管と見られる資材や建設機械が確認されたとしています。
さらに今月7日には、配管と見られる資材が地中に埋められ原子炉の冷却系統に接続する作業が行われているとして、こうした状況から施設の完成に向けて工事を再開したと結論づけています。

研究グループは施設がいつ完成するのか予測は難しいとしながらも、完成した場合、核兵器の材料となるプルトニウムの製造能力は現在の10倍に高まるとしています。

そのうえで「核実験の再開に向けた準備と合わせて近代化された核兵器の獲得を目指すキム・ジョンウン(金正恩)総書記の姿勢を表している」とコメントしています。