原因不明の子どもの急性肝炎 専門医らの団体 症状など調査へ

欧米などで幼い子どもを中心に報告が相次いでいる原因不明の急性肝炎について、国内でも同様の症状が報告されていることから、子どもの肝臓病の専門医などで作る団体が詳しい症状などについて調査を行うことになりました。

子どもの原因不明の急性肝炎は欧米を中心に報告が相次いでいて、厚生労働省によりますと国内では13日までに疑いのあるケースが12件報告されています。

このため、子どもの肝臓病の専門医などで作る日本小児肝臓研究会は国内で報告される患者について詳しく調べるために調査チームを立ち上げるということです。

従来から原因が分からない子どもの重症急性肝炎は年間10件程度あるということですが、調査では国立感染症研究所などと連携しながら、詳しい症状や原因、それに欧米などで問題となっている原因不明の急性肝炎との関連などについて調べるということです。

また、研究会では子どもの肝臓病に詳しい医療機関をまとめてウェブサイトで公開していて、おう吐や下痢、発熱といった症状に加えておうだんなどがある子どもは受診するよう呼びかけています。

研究会の代表で近畿大学奈良病院の虫明聡太郎教授は「現時点の情報では国内では従来からの状況と大きな変化はないとみているが、客観的な事実を冷静に調査することが大切だ」と話しています。