林外相 モルドバ外相と会談 避難民受け入れで支援継続伝える

G7=主要7か国の外相会合でドイツを訪れている林外務大臣は、ウクライナの隣国、モルドバのポペスク外相と会談し、多くの避難民を受け入れているモルドバへの支援を継続していくことを伝えました。

冒頭、林外務大臣は、日本政府が、モルドバの首都の名称の表記をロシア語に基づく「キシニョフ」から、現地で使われているルーマニア語に沿った「キシナウ」に改めたことを説明しました。

そして、ウクライナ情勢をめぐって協議し林大臣は、ロシア軍による市民の殺害や残虐行為は断じて許されず、ロシアの責任を厳しく問わなければならないと指摘しました。

そのうえで、モルドバがウクライナから多くの避難民を受け入れていることをたたえ、日本として支援を継続していくことを伝えました。
また、ポペスク外相が、ロシア軍が駐留するなど、ロシアの強い影響下にあるモルドバ東部の沿ドニエストル地方の情勢を説明し、林大臣は、モルドバの主権と領土の一体性を一貫して支持していることを重ねて伝えました。