マツダ 昨年度決算 2年ぶりに黒字に 最終利益815億円

マツダの昨年度1年間の決算は、アメリカなどで利益率の高い車種の販売を伸ばしたことから最終的な利益は815億円と2年ぶりに黒字となりました。

マツダが13日に発表した、昨年度1年間のグループ全体の決算は、
▽売り上げは前の年度より8.3%増えて3兆1203億円、
▽最終的な損益は前の年度の316億円の赤字から一転して815億5700万円の黒字となり、2年ぶりに最終黒字を確保しました。

昨年度は、半導体や原材料の仕入れ価格が高騰したほか、世界全体での販売台数が前の年度より3%減少するなど厳しい経営環境が続きましたが、車の需要が高いアメリカやオーストラリアで利益率の高い車種の販売を伸ばしたことで利益を確保しました。

また、今年度の業績については、
▽売り上げは前の年度より21%増えて3兆8000億円、
▽最終的な利益は800億円を見込んでいます。

マツダの丸本明社長は「原材料価格の高騰やウクライナ情勢などで経営環境は一層厳しく不透明な状況にあると認識している。新商品の販売を伸ばしながらスピード感のある経営に取り組んでいきたい」と話していました。