政府 新型コロナ水際対策緩和で一部の入国者の検査免除を検討

新型コロナの水際対策をめぐって、政府は、来月から、1日当たりの入国者数の上限を今の1万人から2万人に引き上げた場合、一部の国や地域からの入国者は抗原検査を免除することを検討していて、今後の感染状況を見極めたうえで対応を判断することにしています。

新型コロナの水際対策をめぐり、岸田総理大臣は、来月には、ほかのG7=主要7か国並みに円滑な入国が可能となるよう緩和する方針を表明し、政府は、来月から、1日当たりの入国者数の上限を今の1万人から2万人に引き上げることを検討しています。

現在は、日本人を含むすべての入国者に対し、空港などで抗原検査を行っていますが、政府内からは、上限を2万人に引き上げる場合、検疫体制のひっ迫が避けられないといった指摘が出ています。

このため、政府は、出国のときに検査を受けていることなどを条件に、一部の国や地域からの入国者は検査を免除することを検討していて、今後の感染状況を見極めたうえで、対応を判断することにしています。