フィリピン大統領選 マルコス氏“勝利宣言” 閣僚の人選進める

フィリピンの大統領選挙で勝利したフェルディナンド・マルコス氏は11日、首都マニラで会見し「3100万人が国民の結束のために投票してくれた」と述べ、事実上の勝利宣言をするとともに、政権発足に向けて閣僚の人選を進めていることを明らかにしました。

9日投票が行われたフィリピンの大統領選挙では、故マルコス元大統領の長男、フェルディナンド・マルコス氏が、現職の副大統領レニー・ロブレド氏などほかの候補に大差をつけて勝利しました。

マルコス氏は日本時間の11日午後8時すぎ、首都マニラにある陣営の本部を訪れて会見し「3100万人が国民の結束のために投票してくれた」と述べ、事実上の勝利宣言を行いました。

そのうえで「正式に大統領に決まれば、すぐに全力で取り組めるよう準備しなければならない。私たちはすでに人事について話している」と述べ、閣僚の人選を進めていることを明らかにしたうえで、物価の安定や雇用、教育、それにインフラ整備などを重点分野として取り組む考えを示しました。

マルコス氏をめぐっては、かつて父親が敷いたような独裁体制に戻るのではないかと懸念する声もあり、11日の会見に先立って陣営が発表した声明では「私を先祖で判断するのではなく、私の行動で判断してほしい」と訴えていて、今後の政権運営に注目が集まります。