林外相“ウクライナでの大使館業務再開 現地情勢見極め検討”

欧米各国で、ウクライナの首都キーウでの大使館業務を再開させる動きが出てきていることをめぐり、林外務大臣は、日本の大使館の対応について、現地の情勢などを見極めながら、総合的に検討していく考えを示しました。

ウクライナ情勢をめぐっては、日本を含めた多くの国が首都キーウにある大使館の職員を一時的に国外に退避させましたが、フランスやカナダなどの欧米各国では、現地での大使館業務を再開させる動きが出てきています。

これについて、林外務大臣は記者会見で「日本としては現在、在ポーランド日本大使館などを拠点に、在留邦人への情報提供や安全確保、それに出国支援に最大限取り組んでいる。在ウクライナ大使館の再開については、現地の情勢などを不断に注視し総合的に検討したい」と述べました。

また、林大臣は、欧米各国の首脳などの要人が相次いでウクライナを訪問していることを受けた日本政府の対応について「わが国としての対応は、現地の状況も踏まえつつ総合的に勘案し、不断に検討していく考えだ」と述べました。