韓国 ユン大統領 「日韓議員連盟」に関係改善へ協力を要請

10日に就任した韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は、日本側の議員連盟の幹部らと会談し、日韓両国は民主主義などの価値観を共有する重要なパートナーだと指摘したうえで、関係改善に向けて協力を要請しました。

韓国のユン・ソンニョル大統領は11日午後、ソウルで超党派の国会議員でつくる「日韓議員連盟」の会長を務める自民党の額賀・元財務大臣らとおよそ50分間、会談しました。
この中でユン大統領は、「両国は最も近い隣人であり、自由や民主的価値などを共有する重要なパートナーだ」と指摘したうえで、1998年に当時の小渕総理大臣とキム・デジュン(金大中)大統領が発表した「日韓共同宣言」を発展的に継承したいという考えを示しました。

そして、「停滞した関係を早期に修復し改善することは両国共通の利益だ。議会のレベルでも積極的な支援をお願いしたい」と述べ、関係改善に向けて協力を要請しました。

また会談では、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題などについて、具体的なやり取りはなかったものの、ユン大統領は歴史問題を国内政治に利用することに否定的な考えを示したということです。

会談のあと、額賀氏は記者団に対し、「日韓関係をよくしていこうという思いが通じ合った。政治的には若干の距離があるが、国民どうしの交流を再開することで理解を深めることにつながる」と述べました。