岸田首相 イタリア訪問 きょう首脳会談 ローマ教皇とも会談へ

イタリアを訪れている岸田総理大臣は、4日、ドラギ首相と首脳会談を行い、先の東南アジア訪問で得た成果を踏まえ、ウクライナ情勢への対応を協議する見通しです。
また、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇とも会談し、被爆地・広島出身の総理大臣として、核兵器のない世界の実現に向け連携を確認したい考えです。

東南アジアとヨーロッパを歴訪中の岸田総理大臣は、3日からイタリアを訪れていて、日本時間の4日夜、首都ローマの首相府で、ドラギ首相と初めての首脳会談に臨みます。

会談では、ウクライナ情勢をめぐって、先に訪問した東南アジア3か国で理解と協力を求めた成果を踏まえ、アジアで唯一のG7=主要7か国のメンバーとして、ロシアに対する今後の対応を協議する見通しです。

一方、岸田総理大臣は、これに先立って、ローマ・カトリック教会の中心地バチカンを訪れ、フランシスコ教皇と会談する予定です。

フランシスコ教皇は、3年前に広島と長崎を訪れ、世界の指導者らに核兵器の廃絶に向けた行動を起こすよう訴えていて、被爆地・広島出身の総理大臣として、核兵器のない世界の実現に向け、連携を確認したい考えです。