“サイバー攻撃のリスク ウクライナ侵攻などで高まる” 政府

ロシアによるウクライナへの侵攻や「エモテット」と呼ばれるコンピューターウイルスの感染拡大などを踏まえ、サイバー攻撃のリスクが高まっているとして、政府は大型連休中や連休明けにはセキュリティー対策に注意するよう呼びかけています。

内閣サイバーセキュリティセンターや経済産業省などは、ロシアによるウクライナ侵攻などを踏まえ、サイバー攻撃のリスクが高まっているとして注意するよう呼びかけています。

感染すると端末の連絡先やメールの内容が盗み取られ、偽のメールを広げるコンピューターウイルス「エモテット」は、先月から添付されたファイルを開いただけで感染するおそれのある手口も出てきています。

内閣サイバーセキュリティセンターは、ウイルスへの感染は特に連休明けに起きやすいとしていて、情報システムの責任者には最新の脆弱性の情報を確認したうえで、バージョンアップなどの対応をとることなどを求めているほか、社員や職員にはたまったメールを確認する際は添付されたファイルやリンク先に不用意にアクセスしないことなどを呼びかけています。
内閣サイバーセキュリティセンターの吉川徹志副センター長は「一度被害が発生すれば事業に大きな影響を与える可能性がある。特に連休明けには意識した対応をお願いしたい」と話しています。