中国 空母「遼寧」部隊が西太平洋で訓練実施と発表 米けん制か

中国海軍は、空母「遼寧」の部隊が西太平洋の海域で実戦訓練を実施したと発表しました。
中国としては海軍力を誇示するとともに、台湾への関与を強めるアメリカのバイデン政権をけん制するねらいもあるとみられます。

中国海軍が3日、発表したところによりますと、空母「遼寧」の部隊がこのほど西太平洋の海域で遠洋での実戦訓練を実施したということです。

発表では「年度計画に基づく訓練であり、任務遂行能力の向上を目的とし、国際法などにも合致しており、いかなる相手も対象と想定していない」としています。

日本の防衛省は2日、空母「遼寧」がほかの7隻の艦艇とともに沖縄本島と宮古島の間の海域を通過して東シナ海から太平洋に出たのを確認し、警戒と監視を続けていました。

アメリカのバイデン政権は先月、台湾に対して110億円余りの武器の売却を決めるなど台湾の防衛力の向上を支えていく姿勢を明確にしています。

このため中国としては、訓練を通じて海軍力を誇示するとともに、台湾への関与を強めるアメリカのバイデン政権をけん制するねらいもあるとみられます。