林外相 訪問先のモンゴルで記念植樹 日本との外交関係樹立50年

林外務大臣は訪問先のモンゴルで、日本の円借款を活用して去年開港した国際空港を視察したあと日本とモンゴルの外交関係樹立から50年を迎えたのを記念した植樹を行い、今後も両国の間で協力を深めていくことを確認しました。

林外務大臣は2日、モンゴルの首都ウランバートルから南におよそ50キロの場所に去年7月に開港したチンギスハーン国際空港を視察に訪れました。

この空港は日本政府が650億円余りの円借款を供与して日本企業が建設工事を行い、空港の運営にも日本企業が参画しています。

日本政府はこの空港を日本とモンゴルの協力の新たな象徴と位置づけていて、林大臣は関係者の案内でターミナルビルを視察しました。

このあと空港の敷地内では林外務大臣やモンゴルのハルタル道路・運輸開発相らが参加して植樹が行われ、マツの苗木を植えました。

これは日本とモンゴルが外交関係を樹立してからことし2月で50年を迎えたのを記念したもので、今後も両国の間でさまざまな分野の協力を深めていくことを確認しました。

林外相 モンゴル大統領と会談

林外務大臣はフレルスフ大統領と会談し、ロシアの軍事侵攻は国際法違反だと重ねて指摘し国際社会の連帯が強く求められていると働きかけました。

林外務大臣は5月1日からロシアの隣国で友好的な関係にあるモンゴルを訪れ、2日はフレルスフ大統領と会談しウクライナ情勢をめぐって意見を交わしました。

この中でフレルスフ大統領は、モンゴルとしても即時停戦や緊張の緩和は重要だとする立場を重ねて示すとともに、ウクライナへの人道支援にも取り組んでいることを説明しました。

これに対し林大臣は、ロシアの軍事侵攻は国際法違反でアジアを含む国際社会全体の根幹を揺るがす深刻な事態だと重ねて指摘し、国際社会の連帯が強く求められていると働きかけました。

一方、両氏は拉致問題の即時解決を含めた北朝鮮への対応で引き続き連携していくことを確認しました。

林大臣は中央アジアやモンゴルでの一連の訪問日程を終えて2日、帰国し、今月7日と8日には太平洋の島しょ国のフィジーとパラオを訪れる予定で、ウクライナ情勢や海洋進出を強める中国などへの対応をめぐり意見を交わすことにしています。