ウクライナで避難の作家の作品も展示「大地の芸術祭」新潟

新潟県十日町市と津南町で3年に一度開かれる現代アートの祭典「大地の芸術祭」が29日から始まり、ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナゆかりの作家の作品も展示されています。

「大地の芸術祭」は、十日町市と津南町で3年に1度開かれる現代アートの祭典で、去年夏に開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、およそ1年延期されました。

今回はウイルスの感染防止策として、密集を避けるために開催期間がふだんのおよそ3倍の145日間あり、会場に入るためには検温をして、リストバンドをもらう必要があります。

期間を通じて新作123点を含む333点の作品が展示され、ロシアの軍事侵攻を受けて、ウクライナの首都キーウからウクライナ西部に避難した作家が避難先で集めた石でつくったパンのオブジェや、避難先で出会った人々の顔を描いた絵などもあります。
芸術祭を訪れた60代の男性は「新作中心に見たいと思っていて、楽しみにしています」と話していました。

「大地の芸術祭」は、ことし11月13日まで開催されます。