小池都知事 5月に中東2か国訪問へ 海外出張は3年ぶり

東京都の小池知事が3年ぶりに海外出張を行います。5月、中東の2か国を訪問し、都の研究機関が進める新型コロナウイルスのワクチンの共同開発などについて協議するということです。

小池知事は28日の記者会見で、5月14日から18日にかけて、クウェートとUAE=アラブ首長国連邦のアブダビを訪問すると発表しました。

このうちクウェートでは、都の医学総合研究所が進めている新型コロナのワクチン開発への協力などについて協議するとしています。

医学総合研究所では、国立感染症研究所や各地の大学と共同で、1回の接種で長期間の効果が期待できる国産ワクチンの開発に取り組んでいて、小池知事は「現地の研究者らと共同開発の方法について話し合っていく」と述べました。

一方、アブダビでは、都立高校として初めてとなる中東との国際交流事業を進めるため、関係者と意見交換を行うということです。

小池知事の海外出張は新型コロナウイルスの感染が拡大する前の2019年8月に北京を訪問して以来、3年ぶりです。