防衛相 “防衛力強化へ予算積み上げを” 防衛費増額の提言受け

国家安全保障戦略などの改定に向け、自民党の安全保障調査会の幹部が、岸防衛大臣に対して、防衛費の増額などを求める提言を提出し、岸大臣は、防衛力を強化するため予算を積み上げていく考えを示しました。

自民党は、国家安全保障戦略などの改定に向けた提言をまとめ27日、党の安全保障調査会の会長を務める小野寺元防衛大臣らが、岸防衛大臣に手渡しました。

提言では、弾道ミサイルなどに対処するため「反撃能力」を保有することを求めています。

また、防衛費について、NATO=北大西洋条約機構の加盟国がGDP=国内総生産に対する割合で2%以上を目標にしていることも念頭に、防衛力の抜本的な強化に必要な予算水準の達成を5年以内に目指すとしています。

小野寺氏は「安全保障の状況を見ると、今の防衛費は十分ではない」と述べ、防衛費の増額に取り組むよう求めました。
これに対し、岸大臣は「ロシアによるウクライナ侵略が続き、国際社会でも最大の危機と言える状況の中で、わが国は防衛力の抜本的な強化を進めなければならない」と述べ、防衛力を強化するため予算を積み上げていく考えを示しました。