緊急対策 自民・公明 “補正予算案は今国会で着実に成立を”

物価の上昇を踏まえた緊急対策の決定を受けて、自民・公明両党の幹事長らが会談し、政府が編成する今年度の補正予算案について、重要法案の審議状況なども見ながら審議日程を確保し、今の国会で着実に成立を図る方針で一致しました。

会談には、自民党の茂木幹事長と公明党の石井幹事長に加え、両党の国会対策委員長も同席し、政府が26日、物価の上昇を踏まえた緊急対策を決定し、今年度の補正予算案を編成するとしていることを受けて、今後の対応を協議しました。

そして、補正予算案の国会への提出時期や、子ども政策の司令塔となる「こども家庭庁」を設置するための法案など、重要法案の審議状況も見ながら審議日程を確保し、6月15日までの今の国会で着実に成立を図る方針で一致しました。

自民党の高木国会対策委員長は、記者団に対し「補正予算案が編成されることになり、特に参議院では法案などの審議日程が厳しくなる。提出された法案はすべて成立させるべく努力し、補正予算案についても提出されれば速やかに成立させたい」と述べました。

また会談では、先の参議院石川選挙区の補欠選挙で自民党の前の議員が当選したことを受けて、夏の参議院選挙に向けて勢いを継続させ、勝利を目指すことで一致しました。