ウクライナ周辺国への救援物資輸送 経由地をUAEのみに見直し

ウクライナ情勢をめぐり、政府は自衛隊機で周辺国に救援物資を輸送する計画について、インドから同意が得られなかったことから、物資を積み込む経由地をUAE=アラブ首長国連邦のみに見直しました。

ウクライナからの避難民を受け入れる周辺国に自衛隊機で救援物資を輸送する計画について、政府はインドとUAE=アラブ首長国連邦にある施設で備蓄された物資を積み込む方針でしたが、インドから自衛隊機を受け入れる同意が得られませんでした。

このため政府は再検討した結果、26日の自民党の会合で物資を積み込む経由地についてインドをとりやめ、UAEのみに見直した計画を示し了承されました。

政府は28日、閣議決定し実施に移す方針ですが、見直しが生じたことで物資の輸送開始は想定していた今月下旬から来月上旬にずれ込む見通しになりました。

支援業務を担当する内閣府の赤池副大臣は26日の会合で「政府の不手際で計画を見直す事態になったことを大変申し訳なく思っている。政府全体として襟を正して取り組みたい」と述べました。