若い世代の接種率向上ヘ 松野官房長官 大学に協力要請 沖縄

ワクチン接種を担当する松野官房長官は、訪問先の沖縄県で大学関係者らと会談し、若い世代の接種率の向上に向け、情報の発信や接種会場への送迎などの協力を求めました。

松野官房長官は、新型コロナワクチンの接種率が全国で最も低くなっている沖縄県を24日から訪れていて、25日は県内の大学や専門学校の関係者らと会談しました。

この中で松野官房長官は「県全体の接種率を考えると、若年層の接種率を上げるのが1番のポイントになる。若い人の3回目接種は4月、5月、6月がピークになるので、まさに今が勝負どころだ」と指摘しました。

そのうえで「若い人でも3回目接種は重要だと指導してほしい。大規模接種会場で大学などの単位で団体接種を行う仕組みがあり、希望する学生の取りまとめや送迎などに協力をお願いしたい」と述べ、情報の発信や接種会場への送迎などの協力を求めました。これに対し、大学関係者からは「授業に影響のない夕方以降の時間帯に接種できる会場が増えるとありがたい」などといった要望が寄せられました。
このあと松野官房長官は、記者団に対し「政府としては夜間や休日の接種会場を設けている自治体の取り組みを全国に向けて紹介しており、沖縄県でもこのような好事例を参考に若い人が接種しやすい環境作りに努めていただきたい」と述べました。